当方の認識として特にフルサイズミラーレスの先駆者であるSONY製を使って居られる著名な写真家のAF(Auto Focus )の使い方紹介では俗に言う親指フォーカスでは無くてシャッターボタン半押しでAF作動する方法が散見されてました。
と言った事もあり Z9 では当初一月余り親指フォーカスは封印してシャッターボタンフォーカスで使用してました。
しかしながら従来の方式(親指フォーカス)の方が最適だと再認識して親指フォーカスに戻しました。
その理由に関して少し触れて見たいと思います。
ミラーレスも親指フォーカスの理由:
- 理由1:親指はAF、人差し指はAEロックとシャッターレリーズと分担した方が良い。本来フォーカスは左手でレンズのフォーカスリングを回して行うものでシャッターレリーズとフォーカスは別の指に割り当てるのがベター
- 理由2:親指を放すだけでフォーカスロックの動作が出来る(特定メーカーではマニュアルフォーカスボタンを押さないとダメな場合があるがニコンは(旧レンズは除く)余分な操作は不要でフルタイムマニュアルフォーカスが可能
- 理由3:特定ボタンにAFエリアモード+AF-ONを割り当てる事が出来るのでその場合も人差し指以外でAF稼働が可能、例えばサブセレクターの中央押しにシングルポイント+AF-ONを割り当てると親指をAF-ONボタンからサブセレクターに移動して押せば切り替わる
- 理由4:ミラーレスの利点としてファインダーで被写体を拡大表示してマニュアルでピントの追い込みが出来るがこの場合は親指を放すだけで事足りる
- 理由5:AFモーターの余分な負荷軽減、シャッターボタンAFで使用してフォーカス中に例えばシングルポイントAFで被写体を追い込みフォーカスするケース(AFが迷ったケース等)で親指フォーカスを追加で使うと(つまり人差し指と親指を同時に押した状態)AFモータが異常な動作をする事がありAFモータに余分な負荷がかかる(経験から)
Z9の親指フォーカス設定AF(お勧め):
- シャッタボタンAFを OFF に設定:カスタムメニューの “a6 半押しAF駆動” を”しない”に設定、この時にさらにマルチセレクターの左を押すとピントが合ってないとシャッターレリーズを禁止するか許可するかが選べる(当方は当然許可)
- AFエリアモードをワイドエリアAF(L)または3Dトラッキングに設定します。
- AF-ONボタンは AF-ON(初期設定)に設定します。さらにサブセレクター中央をAFエリアモード+AF-ONに設定しAFエリアモードはシングルポイントAFに割り当てます。
- 親指フォーカスでAF-ONボタンを押して被写体認識の追尾で撮影します。
色々な条件でAFが迷ったと判断した時はサブセレクター中央を押してシングルポイントAFで補正する方法で通常の撮影を行います
- Fn3ボタンに”拡大画面との切替”を設定しておいてシングルポイントAFでも合わせられないケース(小枝を通した撮影等)はFn3ボタンを押して拡大表示しレンズのフォーカスリングでマニュアルフォーカスして撮影します、このケースは親指を離します
- Fn1ボタンにAFエリアモード+AF-ONでAFアリアモードは3Dトラッキングに割り当ててます
- Fn2ボタンはAFエリアモード+AF-ONでAFエリアモードはダイナミックAF(M)に割り当てます
- レンズのFnボタンは撮影機能の呼び出しに割り当てて空抜けの飛翔を追える設定を登録します
露出モード:M(マニュアル)、シャッタースピード: 1/3200秒 絞り F8、ISO:Auto 露出補正 +1.0、AFエリアモード:ダイナミックAF(M) or ワイドエリアAF(L) 等 に設定します
便利は使い方に関してご意見頂戴出来れば有り難いです。
キャッチアップ画像としてコウライアイサをUpさせて頂きます。
撮影データ:Nikon Z9 AF-S Nikkor 600mm f/4E + TC-14EⅢ With FTZⅡ 露出Mode: Manual 1/2000秒 F8.0 ISO: Auto WB: 晴天
写真1 コウライアイサ
写真2 コウライアイサ
写真3 コウライアイサ
写真4 コウライアイサ
写真5 コウライアイサ
写真6 コウライアイサ
写真7 コウライアイサ
写真8 コウライアイサ
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