ニコンから兼ねてから案内されていた大型の Firmware Update が4月20日にリリースするとのアナウンスがありました。
Z9,Z7ii,Z6ii がその対応機種の様です。
Z9用 Firmware Ver.2.00 の主な内容
- 豊かな階調表現を実現する12bit 8.3K/60pに対応したRAW動画内部記録などの動画機能の進化
- 動画の操作性を大幅に向上など、動画撮影に配慮した様々な機能を追加
- 「ハイスピードフレームキャプチャ+」で静止画を撮影する際、シャッターを押してから最大1秒間まで遡って記録する「プリキャプチャ機能」をフルサイズミラーレスカメラとして初めて採用
- 20種類の「カスタムワイドエリア AF」搭載をはじめとするAF性能強化
従来Olympus のカメラで実現(実はNikon 1も)していたプリキャプチャ機能が Z9 に追加されるとの事です。この機能は静止画でシャッターを切る前の状態(画像)をプリキャプチャして1秒前からの画像を残せる機能です。
フルサイズミラーレスでは初の機能となります、Nikon1 で実装されてたこの機能を復活して欲しいと何度も要望してたのが実現できそうです。
「ニコンD6」で好評を得ている「カスタムグループエリアAF」を、新たに「カスタムワイドエリアAF」として搭載。AFエリアパターンは、静止画用20種類、動画用12種類から選べ、幅広いシーンで狙った被写体を確実に捉えることができます。被写体検出にも対応しているため、障害物が被写体の手前にくるハードル走でも、AFエリアを上側に配置することでアスリートにピントの合った決定的瞬間が撮影できます。アルゴリズムも見直し、AF性能の安定性、追従性と低輝度時の被写体検出性能を改善しました。
「ニコンD6」で実装されていた撮影機能の呼び出し(ホールド)も機能追加される様です。
まだまだ多くの機能拡張が記載されてて書ききれませんが、ニコンの開発力に脱帽です。
Z6ii,Z7ii Firmware Ver.1.40 の内容
- 静止画モード時のオートフォーカスAFのアルゴリズムを改良
オートエリアAF時の背景抜けが抑えられ、AF開始時に手前の被写体に、よりピントが合いやすくなります。 - リモコン ML-L7に対応
リモート撮影が可能となり、シャッターボタンを押せない距離での自撮りや、シャッターボタンを押すと手ブレが起きてしまう夜景撮影がしやすくなります。 - レンズのフォーカスリングの回転角度に応じたMFでのピント調節が可能
- レンズのフォーカスリングとコントロールリングの機能の入れ替えが可能
- カスタムボタンに[フォーカス位置の登録]と[フォーカス位置の呼び出し]の機能を割り当て可能
キャッチアップ画像としてコミミズクの画像をUpさせて頂きます。
撮影データ:Nikon Z9 AF-S Nikkor 600mm f/4E + TC-14EⅢ With FTZⅡ 露出Mode: Manual 1/3200秒 F5.6 ISO: Auto WB: 晴天
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