日本で朱鷺を自然に観察出来るのは佐渡島ですが1981年1月11日から1月23日にかけて、佐渡島に残された最後の野生の朱鷺5羽全て捕獲され、佐渡朱鷺保護センターにおいて、人工飼育下に移されたと記載されてます。これにより、日本の野生朱鷺は絶滅したとされる訳です。
朱鷺を全滅に追いやった原因の一つは農業(化学肥料や農薬等々)であると分析されてます。しかしながら佐渡島の農家の方々が一致団結して朱鷺の保護に努めた結果現在の姿があります。
農家の方々と色々とお話しさせて頂きますと朱鷺を大事に見守ってる事が良く解ります。
朱鷺とともに暮らしていく環境を維持するために、「人と環境にやさしい農業」に取り組み、農薬や化学肥料を極力減らし、生きもの達のいのちを大切にした環境との共生を図っているとの事です。
小生が訪れた地区でも朱鷺を守るために自然農法の説明や朱鷺との接し方を立て看板やパンフレットで公開してます。
この様な努力が実り、2020年3月現在佐渡島の野生下朱鷺は401羽と発表されてます。
稲刈りが終わった水田では多くの田んぼにビオトープが形成されてます。田んぼの一部を掘り返し水がたまる場所をわざわざ作ってる訳です。
早朝、塒から飛び出した朱鷺はビオトープ目指して飛んで来ます、そこにはドジョウ等の生物が生育してる様です。
と言う事でビオトープの様子も交えてNo2をUpさせて頂きます。
撮影データ:Nikon D6 AF-S Nikkor 500mm f/5.6E + TC-14EⅢ 露出Mode: Manual 1/2000秒 F8.0 ISO: Auto WB: 晴天 RAW
写真1 朱鷺 ビオトープ目指して飛んで来た、後ろに居るのはマガン
2 個のコメント
こちらも素敵な情景ですね。
朱鷺の生活振りがよく伝わってきます。
味谷さんの野鳥と自然そしてそれを守る人々に対する尊崇と愛念が伝わって来ました。
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はやしさん、有難う御座います。
朱鷺も居てる場所(地域)で少し臆病さ加減が違うように感じます。
恐らく地元の方々は大事にされてるので観光客が来る地域は人に対して警戒心が強くなってるのかなと思ってます。
やはり暖かい目でそっと見守るのが良いと思います。