尊敬している米国の写真家 Steve のBlogに新たに “Has Mirrorless Killed Back Button AF” と言う記事が掲載されました。つまりミラーレスでは親指フォーカスは不要では無いか?と言う内容です。
彼は元々BBAF(Back Button Auto Focus 日本では通称親指フォーカス)の推進者で彼の書物でもBBAFを一つの章として記述するほどに利点を啓蒙してた経緯があります。
従来の優れた写真家(スポーツ写真や生物写真等の動態撮影に於いて)はフォーカスポイントをセレクター(D5等ではサブセレクター)で移動しながらAF-ONボタンでフォーカスすると言った親指を巧みに使ってピント合わせを行う技術力が必要でした。
しかしながらミラーレスでは測距点が画面一杯に網羅し(像面位相差AF)その測距点を活用した瞳AFの様な新たな機能が生まれて来ました。つまりフォーカスポイントが自動的に変わる機能な訳です。
この為にシャッターボタンの半押しでAFが作動しても問題では無くてむしろ好都合です。AFはカメラ任せという使い方に変わって来たとも言えます。
この記事を参考にして Z6,Z7 の設定を変更して見ました。
ミラーレスの優位性を確かめる為の設定かと思われます。一度試して頂ければ幸いです。
BBAFを使わない設定
- カスタムメニューA7 の半押しAFレンズ駆動をONにする。
- カスタムメニューF2 のAF-ONボタンの設定をAF-L に設定する。AF-ONボタンを押してる間はAFがロックされる。
この設定でシャッターボタン半押しでAFが駆動してAFをロックしたい時にAF-ONボタンを押すと言う動作に変わります。つまり小枝などにフォーカスが行ってしまうケースではAFロックして避けると言う感覚です。
フォーカスを自動化する設定(動物瞳AFの設定)と上記のBBAFを使わない設定を施したモードをユーザセッティング3に登録しました。
これで大きめの鳥や犬、猫そして人物等を撮影する時に便利な設定となるかと思われます。
キャッチアップ画像として先日撮影した大池の野鳥達をUpさせて頂きます。
撮影データ:Nikon D500 AF-S Nikkor 500mm f/5.6E 露出Mode:Manual 1/1000秒 F8.0 ISO: Auto WB: 晴天 RAW
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