本日も朝から雨です。西日本各地で災害が沢山出てます。被災地の皆様にお見舞い申し上げます。
最近色々と話題になっている Nikon Z9 ですが、ボタン配置などを拝見してその機能(メニューからの設定に関して)は現行の Z6ii , Z7ii に近い物ではと推測されます。(新しい多くのメニュー機能が追加とあるので実際はさらに多くの設定機能があると推測されますが)
ニコンのメニュー形式はハイエンド機(D6,D5,D4,D850,D810,D800,D500等)と中級機(D700,D7000シリーズ、Zシリーズ)で大きく違ってます。
大きな違いは設定した撮影機能の登録と呼び出し方法です。ハイエンド機は静止画撮影メニューが4種類(A,B,C,D)と撮影機能のカスタムメニューが4種類(A,B,C,D)設定出来ます。この組み合わせで16種類の設定を保存して呼び出す事が出来る訳です。
中級機(Zシリーズも含めて)はユーザ・セッティング・モード(U1,U2,U3 D700,D7000シリーズはU1,U2の2個)で使用したい撮影機能を保存して置き撮影モードダイヤル(U1,U2,U3)をセットすると保存した撮影機能が呼び出せます。
つまり U1 には風景撮影用、U2 は野鳥の留まり物、U3 は野鳥の飛翔等と設定する訳です。どちらかと言うとSONY方式に近い(Nikonが古くから採用してる方法ですが)機能です。
上記の設定とは別に設定したボタンを押す事で撮影機能を瞬時に切替える機能もD6,D5では保有してます。
これはキャノン方式とでも言えば解り良いと思います。これの機能は使用者の技量に大きく依存するので(誤ってボタンを押す事での失敗等)現状ニコンではD6,D5に留めてると思われます。
実はこの機能が極めて素晴らしく野鳥の留まり物撮影してる時に飛び出して飛翔すると当然シャッタースピード、AFモード、露出倍数、絞り値を変えたい訳ですがボタン一つで瞬時変更出来る訳です。(当然撮影機能の設定保存は必要ですが)望遠レンズのファンクションボタンに設定しておくと解り良いです。
これからが本日の本題で、上記機能が無い Z6,Z7,Z6ii,Z7ii でもそれに近い方法で撮影機能の呼び出しを行う方法を考えて見ました。
それはユーザセッティングモードに登録して置き、素早く左手で撮影モード・ダイヤルを回して切替えると言う方法です。
(撮影モードダイヤルはロックが付いてるのでこれを押しながらになるのですが、改造でロックボタンが外せると良いのですが、ニコンさんに提案中)
上記の事を踏まえて U1,U2,U3にユーザーセッティングの登録
- U1に登録 風景撮影用 撮影モード:マニュアル、サイレントシャッター、シングルポイントAF、ISO Auto、中央重点測光
- U2に登録 ターゲット追尾用 撮影モード:マニュアル、ISO Auto、フォーカスモード:AF-C、AFエリアモード:オートエリアAF(動物)、メカニカルシャッター、中央重点測光
- U3に登録 飛翔撮影用 撮影モード:マニュアル、SS 1/2000秒、絞り F8、露出倍数 +1.0 、ISO Auto、フォーカスモード:AF-C、AFエリアモード:ワイドエリアAF(L-動物)、メカニカルシャッター、マルチパターン測光
U1は風景撮影用、U2は動物撮影の追尾用、U3は飛翔(空抜け)撮影用に割り当てて、通常は撮影モードダイヤルのM(マニュアル)で撮影してます。
Mの位置及びU2の位置から飛翔撮影用の位置であるU3はワンクリックで変更出来る場所にあるからです。
カスタムメニュー f2 のカスタムボタン設定
- 動画撮影ボタン(静止画モードの時):フォーカスモード / AFエリアモードに設定
(ちなみに動画の撮影スタートはシャッターボタンに設定)
- Fn1 ボタン:再生画面表示(U1,U3)
U2の場合はターゲット追尾に設定
- Fn2 ボタン:拡大画面との切替表示
- レンズFn1 ボタン:ターゲット追尾に設定
現行この様な設定で使用してますが結構使い勝手良くなりました。
Z9はどの様な設定が可能なのかこれから楽しみです。
と言う事でキャッチアップ画像として Nikon Z6iiを主に使用したアオバズクの未掲載画像を中心にUpさせて頂きます。
撮影データ:Nikon Z6ii AF-S Nikkor 600mm f/4E 露出Mode: Manual 1/1000秒 F5.6 ISO: Auto WB: 晴天 RAW
写真1 アオバズク 到着時5月28日
写真2 アオバズク
写真3 アオバズク
写真4 アオバズク
写真5 アオバズク 巣立ち7/28日
写真6 アオバズク
写真7 アオバズク
写真8 アオバズク
写真9 アオバズク
写真10 アオバズク
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