桜レンジャク等の野鳥と花の写真はとても魅力的で美しい映像表現ですね。
最近投稿されてます写真を拝見するにこの様に撮影して現像すればさらにその意図を踏んだ写真となるのではと思う事多しです。
そんな中で Nikon が提供してる無料の現像ソフトを使用して花絡みの写真を魅力的に表現する一つの方法を投稿して見ました。
ニコン以外のメーカーのRAWファイルは NX Studio では読めないのですがそれを上手く処理する方法も合わせて記載して置きます。
花絡みの野鳥写真のお料理方法:
1.まず他社のカメラをお使いの方はメーカの現像ソフトを使用してTiff 16 BitsのフォーマットでTiff画像として書き出します。
2.ニコンのカメラをお使いの方は勿論撮影したRAWファイルそのままでで処理できます。
3.そのファイルを NX Studio で読み込みます。
4.NX Studio の右側メニューの調整タブから ピクチャーコントロールをビビットに変更します。
5.アクティブDライティングを”標準”もしくは”強め”に設定します。
この設定を活かせるのは撮影時に少しアンダー(中央重点測光で -0.3 ~ –0.7EV程度)に撮影しておく事です。
つまりハイライト部分が白飛びしない露光で撮影して置くことになります。
6.ここで野鳥の露出が適正であればOKでアンダーならば明るさと色の調整からシャドーを明るく持ち上げます。当方は+20位を使う事が多いです。
逆に明るすぎる場合は同じく明るさと色の調整から明るさを -補正(ここでは全体の露光を変えるわけではありません)します。
7.次に花の調整を行います。
ニコンの部分補正の方法として強力なカラーコントロールポイントツールと言う機能があります。
8.カラーコントロールポイントを起動して明るい花の所でクリックするとコントロールポイントがマークされます。
9.このコントロールポイントで範囲を調整して明るさを -20 位下げます、さらに彩度を逆に +20位上げます。
これで花がさらに鮮やかに輝きます。
一例として挙げさせて頂きましたがNX Studioのカラーコントロールポイントは素晴らしいツールでこれを使用する事で美しい画像が出来上がります。
一度お試し頂ければと思います。
撮影データ:Nikon Z9 Nikkor Z 800mm f/6.3S 露出Mode: Manual 1/3200秒 F6.3 ISO: Auto WB: 晴天
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