半押しAEロック機能の功罪

本日は朝からどんよりとしたお天気です。
最近気になった事があったので忘備録を兼ねて投稿します。
それはカメラボディーの機能にある半押しAEロックです。つまりシャッターボタン半押しでAEロックを行う機能です。
小生の様にカメラ歴が古い人間の慣習として露出は単体の露出計で測り、絞りシャッタースピードをセットし状況を鑑みてシャッターレリーズすると言う癖が身についてます。
なのでデジタルになっても自然とAEロック機能を多用する事が多いです。カメラの設定も(Nikon ではカスタムメニューC1)半押しAEロックを”する”に設定してました。これはこれで非常に使い勝手が良くて夕景等の明暗差がある被写体のポイント(グレーポイント)で測光してシャッターボタン半押しの状態でアングルを定めてシャッターを押すと言う動作を自然と行ってます。
しかし野鳥撮影の様な場合はシャッター半押しの状況で飛出しを長い時間待つ事が多くてその間に露出が変わってしまいます。この様な状況下で撮影すると露出にむらがある写真が出来てしまうのです。
野鳥撮影の様にシャッターボタン半押しで長時間シャッタータイミングを待つ撮影では半押しAEロックは”しない”の設定が有効かと思います。
現行のNikonのカメラではD4s,D810,Df はカメラボディー背面にAFボタンとAE/AFロックボタンが別に設けられています。これは大きな機能的利点の一つでもあり、伊達に高価なボディーでは無いと言う事でしょうか。

最近は露出モードをマニュアルで絞りシャッタースピードをその被写体の最適な状況に合わせてセットしISO Autoで撮影してます。この場合は露出の変化を自動的にISO値で補正すると言う事になります。
このケースでも半押しAEロック機能が有効になり、露光のばらつきが気になり分析したところ発覚しました、今更ですが改めてセッティングの変更を行いました。
しかしながら野鳥撮影には露出モード・マニュアルでISO Autoは露光に関して最強の設定です。
気になる方は是非お試しください。

アイキャッチ画像として最近撮影の画像をUpします。

撮影データ:Nikon D4 AF-S Nikkor 500mm F4.0G + TC-17EⅡ RAW 露出Mode: Manual 1/800秒 F7.1 ISO Auto1250 WB: Auto

写真1 渚のアオバト
D4M_6020_blog

写真2 渚のアオバト
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写真3 渚のアオバト
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写真4 イソヒヨドリ
D4M_5984_blog

写真5 イソヒヨドリ
D4M_5996_blog

写真6 イソヒヨドリ
D4M_5989_blog

写真7 トビ
D4M_6092_blog

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