先日、愛用の三脚を少し改造しましたのでその内容を紹介させて頂きます。
三脚は随分以前からGITZOを愛用しております。GITZOは数ある三脚の中でも強度と操作性を満足させる製品を提供してると思います。
GITZOの三脚はマウンテニア、トラベラー、システマティックと大きく分類すると3種類に分けられます。
小生が一番多用するのは3型と4型のシステマティック三脚になります。2型の三脚は旅行や山歩きに使ってます、こちらはマウンテニア三脚でセンターポールが付いている形になります。
普段システマティック三脚を使い慣れているのでマウンテニア三脚を使用するとセンターポールが邪魔である事に気付かされます。
センターポールは三脚を設置した場合、上下の調整に便利ではあるのですが脚の開脚度が制限されます。
つまりローアングルでの設置が難しくなるので当方は標準のセンターポールからショートポールに変更してます。以前こちらの記事を書いてます。
今回はさらに軽量化と微ブレ防止を実現する為にセンターポールを外す改造を試みました。
マウンテニア三脚の場合はセンターポールを外してセット出来るのですが、センターポールを上下させる為のノブが意外と背が高く(約5cm)て重心が上の方に行きます。なのでこのノブを外す事で重心を下げる効果が得られるのがマーキンスのアダプタ(背高 3cm)となります。
マーキンスのTBシリーズはGITZOのマウンテニア三脚にあわせて TB-20, TB-21, TB-22, TB-30 と4種類ありますのでここから選択する必要があります。
マーキンスからTBシリーズへの取り換え手順が記載されて無いので記載して置きます。
取り換え手順:
- 雲台を外します。
- センターポールの下部にあるアクセサリーフックが付いているリングナットを緩めて外します。
外した部品はTBシリーズに後で接続します。
- センターポールを上下させるノブを緩めて外します。
- TBシリーズの三脚ベースに3/8"センターボルトをねじ込みます。
- 三脚ベースをセンターポールノブがねじ込まれていた三脚のセンター部分に取り付けてねじ込みます。
- 先程外したアクセサリーフックの部品をセンターポールが挿入されていた三脚の下部から三脚ベースにセットした3/8"センターボルトにねじ込みます。
- 雲台を三脚ベースの3/8"センターボルトにねじ込めば完成です。
出来上がりの写真添付します。
撮影データ:Nikon Z6 AF-S Micro Nikkor 60mm f/2.8G 露出Mode: Manual 1/60秒 F8 ISO: Auto WB: 晴天 RAW SB-700 ストロボ同調
写真1 マーキンス TB-21 (当方の2型三脚 GT-2541用) 三脚ベースと3/8"センターボルト
写真2 改造前 センターポール付き
写真3 改造後 センターポール無し 雲台も小型に変更
写真4 改造後 重量も軽くなって安定性が増したと思います。
写真5 改造後 雲台は中国(Benro)、三脚ベースは韓国(Markins)、脚はイタリア(Gitzo) と国際色豊か
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