Nikon から D5 の Firmware Update がリリースされました。
今回の更新は野鳥撮影者にとって、とてもありがたい機能の追加となります。
現場でよく遭遇する事柄には留まりものを撮影していた時に突然、猛禽類が現れて機材を空に向けて撮影するも露出倍数を設定する余裕が無かったケースが多々あるかと思います。
従来ですと露出補正ボタンを押してメインコマンドダイヤルで露出倍数を変更して撮影すると言う動作が必要ですが今回のFirmware Updateで機能を割り当てたボタンを押すとワンタッチで予め想定した露出補正を設定出来ます。
Fn3ボタンに設定して機能確認を行いました。後工程の現像処理で何とか補正していたのが大きく救われる事でしょう。
D5愛用の諸兄は是非Firmware Updateを行いこの機能をお使いいただけると良いかと思います。
Nikon D5 Firmware Ver 1.30 の更新内容
- [撮影機能の呼び出し]機能を追加しました。
機能を割り当てたボタンを押している間、シャッタースピードや絞り値などの設定が、あらかじめ登 録した内容に変更されます。露出の設定が大きく異なるシーンを交互に撮影しなければならない場合などに便利です。
機能を割り当てられるボタンは次のとおりです。
カスタムメニュー f1[カスタムボタンの機能]から[プレビューボタン]、[Fn1 ボタン]、[Fn2 ボタン]、[AF-ON ボタン]、[サブセレクター中央]、[縦位置AF-ON ボタン]、[レンズのフォーカス作動ボタン]。
セットアップメニューの[リモコン(WR)の Fn ボタンの機能 ]からワイヤレスリモートコントローラー WR-1 または WR-T10 の Fn ボタン。詳しくは、本機能を説明した説明書をご覧ください。
ニコンダウンロードセンター > D5 > 説明書 >「 ファームアップ補足説明書 」に掲載されています。
- 以下の現象を修正しました。
– 静止画撮影メニューの[スロット 2 の機能]を[バックアップ記録]または[RAW+JPEG 分割記録]に設定して
HTTP サーバーモードで連写した場合にレリーズできないことがある。
– カメラと一部のモバイルルーターを有線LAN で接続した際に、一度半押しタイマーがオフになり再度半押し起動すると、カメラとモバイルルーターが再接続しない場合がある。
(尚、カメラの設定は[セットアップメニュー]>[ネットワーク]>[オプション]>[省電力設定]を[省電力優先]にする必要があります。)
- AF-S または AF-I レンズ専用のテレコンバーターを使用した際の焦点距離表示を次のように変更いたしました。400mm , 800mm の表示変更ですが割愛してます。
- [セットアップメニュー] > [地域と日時] > [現在地の設定] 画面において、選択中のタイムゾーンに含まれる主な都市の表示のみに変更しました。
尚、このFirmware Updateを行った後にファームウェア捕捉説明書をダウンロードして熟読される事をお勧めします。
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