ニコンAF設定の肝

本日は台風21号から変わった低気圧で午後から大雨です、視界が恐らく50m位でしょうか?
夕方には通過する予定との事ですが久々の大雨ですね。
先日、USの Steve Perry の動画で”Master Nikon AF Handoff “と言うタイトルの動画をUpしてましたのでじっくりと拝見しました。彼は鋭いセンスで為になる動画を提供してくれますね。

内容的にはAF エリアモードの使い分けとカスタム設定の “a7 フォーカスポイントの引継ぎ” の意味と有効活用と言うテーマになるかと思います。

野鳥撮影のAF設定として:

  1. ワイドエリアAFで鳥認識:被写体認識を鳥で使用、この時にAF-OnボタンでAF Areaモード+AF-ONで作動させる。
  2. a7 フォーカスポイントの引継ぎをAuto:事前にカスタム設定で a7 を Auto に設定、これでAF エリアモードが変わっても前回検知したAFポイントを引き継ぎます。
  3. 鳥瞳の検出がOKか確認:1で被写体認識の鳥瞳を検出出来てる場合は鳥の瞳にフォーカスポイントが移動してグリーンに点灯する。撮影時は1の次が3です。
  4. オートエリア・フォーカスで撮影:AF-ONボタンの使用をやめてシャッターボタンをAF スタート有効に設定した全画面オートエリア・フォーカスで撮影すると先程のワイドエリアAFで検知した鳥瞳が有効に作動する。利点としては(最初にワイドエリアで認識させる場合の)複数の被写体から選択可能な事とAF合焦スピードと精度。

と言う事がメインの話題です。これはフォーカスポイントの引継ぎが重要であるとの認識ですが、ワイドエリアAFはそもそも優秀なのでそのままワイドエリアAFで撮影したら良いと思うのですが?

アトリの群れの様に群れ動く被写体の場合にダイナミックAFがお勧めです。ダイナミックAFはS,M,Lが選べますがこの様な群れの場合は(L)で充分です。ダイナミックAFは被写体認識(飛行機、車、人、動物、鳥など)は出来ないモードですがAFエリア内の手前の被写体にピントが来るので背景に抜ける事はほぼ無く手前の被写体にピントが来ます。可能であれば少し絞り込む事で奥まで被写界深度内に収まり歩留まりが上がります。
一度お試し頂ければと思います。

キャッチアップ画像としてアトリの群れをもう少し掲載させて頂きます。

撮影データ:Nikon Z8 Nikkor Z 600mm f/6.3S 露出Mode: Manual 1/3200秒 F6.3 ISO: Auto WB: 晴天

写真1 アトリの群れ ダイナミックAF(L)で撮影
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写真2 アトリの群れ
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写真3 アトリの群れ
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写真4 アトリの群れ
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写真5 アトリの群れ
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写真6 アトリの群れ
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写真7 アトリの群れ
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写真8 アトリの群れ
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