今更ながらではありますが、Nikon D4,D4sで新たな発見がありましたのでお知らせします。
先日ブッポウソウのフィールドで1Dx使いの方からFirmware Update 後に露出モードをマニュアルにセットしてISO Autoで自動露出出来る様になったのでとても便利であるとの話をお聞きして、それでは我愛機D4でも可能か試して見ました。すると驚く事に問題なく作動します。その場はとても不安でしたので元の絞り優先オートに戻して撮影しましたが、帰宅後色々と実験した結果、使えますね。
水中ではほとんどが露出モード M(マニュアル)で使っているのでマニュアル露出での違和感は全くなくこれは使える機能再発見です。フィルム時代、LEICAやHasselbladではマニュアル露出が普通でISOを敢えて変えるにはフィルム交換と言う発想であったので違和感無くとても便利と言う事なのでしょう。
ニコンの取扱説明書やFirmware Updateの追記を見たのですが全く記載が無いですね、ちなみにキャノン1Dxの取扱説明書には記載されています。
野鳥撮影では超望遠レンズを使うので絞り値はほとんど解放近くで使います、自分はほぼテレコンを使うので一段(1/3EV)絞っての撮影がほとんどです。
従来は露出モードA(絞り優先オート)でその時のシャッタースピードを確認してぶれそうな場合はISOを変えてました、以前はISO Autoも利用してましたが、限界SS(シャッタースピード)が止まりものと飛び物では変わるのでISOは固定に設定しておいてその時のシャッタースピードの値を確認して適正となるようにISO値を変えていたのです。
しかしISO値を変えるにはカメラ背面下部のISOボタンを押してメインダイヤルを回す必要があります。
つまりファインダーから目を離さずには出来ないですね。Nikonの下位機種ではこれがメインダイヤルだけでISO値を変える設定があり大変重宝しているのですがD4,D4sは出来ないのです。
さらに野鳥の飛び物を撮影する時はシャッタースピード優先で使いたいです。飛ぶスピードに最適なシャッタースピードを固定で使いたいと言う要望があります。
そこで登場するのは露出モードをマニュアルにしてISO Autoで自動露出する設定です。
飛び出し狙いの場合:絞り F4.5、シャッタースピード 1/1000秒、ISO Auto(100-6400 に設定)にセットしておくとその絞りとシャッタースピードに適したISO値が自動で設定されてISO Autoで撮影出来ます。
また、メインダイヤルとサブダイヤルでシャッタースピード及び絞り値を即座に変える事が出来るのでファインダーから目を離さずに適正な露出を選択する事が容易となります。
注意点はISO Auto で設定した限界ISO値を超えるとアンダーもしくはオーバー露出になります。常にファインダー内に表示されているISO値を確認する癖をつけておく必要があります。
ニコンの他の機種、D7100,D600 でも確認しましたが、同じようにマニュアルモードでのISO Autoが作動します。
これからは野鳥撮影での標準的な撮影モードになりそうです。
写真が無くて寂しいのでキャッチアップ画像として張り付けておきます。
写真1 愛用の機材 使い込まれて来ました
写真2 パラオの海 そろそろ海が恋しくなって来ました
写真3 パラオの海
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