昨日兼ねてから発表のあったニコン Z8 のファームウェア更新でメジャーアップデートの 3.00 がリリースされました。
今回も多くの新機能が追加されて増々使いやすくなりました。全ての機能を紹介するのも大変ですので当方が使用する機能を中心に少し記載させて頂きます。
- ボディー内フォーカスリミッター機能:既にOLYMPUSが採用してた機能ですがこれが欲しかったです。つまりカメラボディーでフォーカスが連動する最短と最長の距離を設定出来る機能です。
ニコンの場合はレンズ側で最短を伸ばす設定(つまり∞から最短撮影距離を∞から10m等と)しか出来なかったのですがこの機能で自由に設定出来る訳ですね。野鳥の行動範囲を考えると最高の機能です。
当方の設定は:
a. カスタム設定 f2 でレンズの Lf2 ボタンにフォーカスリミットを割り当てます。
b. このボタンを長押しすると設定画面が出て来ますのでこの画面で最短距離と最長距離を設定。
c. このボタンはトグルになってるので押す毎にボディー内フォーカスリミットを使う、使わないを選択する事になります。 - ハイスピードフレームキャプチャーの画質モードにFineが追加されました。既にZ9では追加されてたのですがZ8にもこの設定が出来ました。なのでJpegにはなるのですが秒30駒でプリキャプチャーでFine画質の画像が得られます。実はこれで充分かと思ってます。
- 動画のハイレゾズームに被写体検出枠の表示が追加されました。
これは何気に嬉しいですね、以前はフォーカスはされてるが表示枠が出ないので認識されてるのか不安でしたがこれでバッチリ、Z9より良く成ったです。 - 動画、静止画ともにマニュアルフォーカス時の被写体認識
特に動画の場合はマニュアルフォーカスを良く使いますので良いですね。楽しみです。 - ピクチャーコントロールがフレキシブルカラーに対応
Z5iiやZ6iiiに出来てZ8は未対応は無いですよね。これでフレキシブルカラー対応のカラーグレーディングが可能になりますね。 - ワイドエリアAF(C1,C2)で設定出来るAFエリアの範囲拡張
以前は[1×1 ~ 19×11]の20パターンが [1×1 ~ 29×17] の135パターンに対応、水平移動する野鳥には助かりますね。 - 静止画撮影メニューのフォーカスシフト撮影にオプションが追加
深度合成にピクセルシフト機能がオプションとして追加されて深度合成プラス高画質の撮影が出来る訳ですね。これも何気に嬉しい限りです。
これから現場で機能の検証が必要かと思います。使い勝手で気が付けば追記したいと思います。
尚、Z8のカスタムボタン設定を変えましたのでサンプルとしてダウンロード出来る様に公開させて頂きます。ご参考にして頂ければ幸です。ダウンロードはこちらです。(PDFファイルです)
と言う事で本日のキャッチアップ画像は蓮池の花々を掲載させて頂きます。
こちらは黒鳥山公園の蓮池です、見事に蘇った様で鳥友さんから連絡頂戴して見に行って来ました。
今満開でとても見事です。
Nikon Z5ii Nikkor Z 600mm f6.3S 露出Mode: Manual 1/1000秒 F8 ISO: Auto WB: 晴天 RAW
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