ニコンからデジタル一眼レフD5及びD500のFirmware がバージョンアップされました。
また、D5のFirmware 更新に合わせて View NX-i Ver.1.2.8 及び Camera Contorol Pro 2 Ver.2.25.1も更新されてます。
当方も早速バージョンアップして機能確認を行いました。問題なさそうです。
D5のFirmware 更新はAF エリアモードにグループエリアAF(HL)およびグループエリアAF(VL)が追加されるなど機能拡張も行われていてバージョンアップの価値ありです。
特に群れで飛翔する野鳥撮影ではグループエリアAF(HL)が有効的ではと推測されます。
D5 AF(HL) のファインダー表示 |
左の写真はD5のフォーカスポイント設定をグループエリアAF(HL)に設定したファインダーを撮影したものです。AFポイントが横一列に表示されてる事が解ります。 この機能を概説するとAFポイントが横一列で示されそのAFポイントの最も手前の被写体にフォーカスが合うと言う機能です。実際にどれ程有効化はこれからのテストで確認したいと思います。 |
D5 Firmware Ver.1.2.0の更新内容
- AF エリアモードにグループエリアAF(HL)およびグループエリアAF(VL)を追加。
AF モードのAF-C との組み合わせで、撮影者が選んだ横一列または縦一列のフォーカスポイントの中から、最も手前にある被写体を捉えているフォーカスポイントを優先してピント合わせをします。 - 再生画面の撮影情報表示に、ホワイトバランスをAUTO(オート)で撮影した画像の色温度を追加。
- Exif 2.31で規格化された、世界標準時との時差情報をExifタグへ追加。
- AF-Pレンズ使用時に下記の対応。
– ピント合わせを行った後にカメラの半押しタイマーがオフになると、再び半押しタイマーがオンになったときにピント位置が変わらないようにしました。
– マニュアルフォーカス時、フォーカスリングを回し続けて無限遠や撮影最短距離に到達している場合が分かるように、ファインダー内のピント表示が点滅するようにしました。(ライブビュー撮影時には、画像モニターのフォーカスポイントが点滅します。) - [セットアップメニュー]>[イメージセンサークリーニング]>[実行]で実施される撮像素子のチェック内容を修正。
※ ファームアップ後、上記手順にてイメージセンサークリーニングをすることをおすすめします。 - 下記の現象を修正しました。
– 別売スピードライトの発光モードが、絞り連動外部自動調光(AA)/ 外部自動調光(A)/ 距離優先マニュアル発光(GN)の場合、アクティブD-ライティングの強度が強いほど露出がアンダーになる。
– 静止画ライブビューで露出プレビューに設定した場合、ライブビュー表示を拡大し、露出操作(露出補正を含む)を行ってもライブビューの明るさが変化しない。
– 静止画ライブビューで露出プレビューに設定した場合、iボタンを押下して表示される選択項目の[静止画Lv画面のホワイトバランス]が選択できない。
– [ネットワーク]>[オプション]>[撮影後自動送信]>[する]で大量に連続撮影を行なうとカードへの書き込みが極端に遅くなる場合がある。
- [ネットワーク認証]が[WPA-PSK]もしくは[WPA2-PSK]の場合、接続先のSSIDがステルス設定になっている時の、接続するまでの時間を短縮しました。
- 一部のヘルプの記載内容を修正しました。
これらの機能拡張と問題点修正によりView NX-i及び Camera Control Pro2 の更新も必要との事です。
残る問題点は露出モード:マニュアル時の露出補正値がファインダーに表示されない点の修正を期待したいです。
また、D500のFirmware Updateに関してはSnapBridgeの安定性向上のみで機能拡張は無く残念な結果でした。次回はAF9点やAF(HL)、AF(VL)に対応を期待したいです。
PS:明日から一泊で遠征に出掛けますのでBlog更新が遅れます。申し訳御座いません。
撮影データ:Nikon D810 AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G 露出Mode: Manual 1/60秒 F5.6 ISO: Auto WB: 晴天 RAW
写真1 D5 Firmware Update 1.10 から 1.20 へ更新
写真2 D5 Firmware Update中 今回は修正点が多くて結構時間がかかりました
写真3 D5 Firmwarea Update後 グループエリアフォーカス AF(HL) 表示
写真4 D5 Firmware Update後 レンズのゆがみ補正も更新しました。LD 2.016
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