今回のZ8 Firmware 更新 Ver.2.00 で既にZFで採用されたピクセルシフト撮影機能が追加されました。
テストしなければと思いながらも適当な被写体とお天気の都合で遅れてましたが本日テストしました。
結果は素晴らしい、カメラ側と撮影後の処理(NX Studioで合成)でなんらかのつまずきが起こるのではと思って居たのですが全く問題無し巣晴らしいです。ピクセルシフト撮影はピクセルをシフトしながら撮影する駒数を4,8,16,32駒と選択出来て16,32駒ですと約1億8千万画素という圧倒的な高解像度で撮影出来ることとなります。雄大な風景や小さな紅葉の葉を先鋭に撮影出来ると推測されます。
と言う事でまずは撮影テストとNX Studioでの合成を確認してみました。
ピクセルシフト撮影と現像の流れは:
- カメラ(Z8)を丈夫な三脚に固定して静止画撮影メニューのピクセルシフトを選択します。
- ピクセルシフト撮影を連続撮影するのか、1回か、しないのかを選択、さらにピクセルシフトの回数(8or16が標準)、シャッタータイミングをディレーする秒数(2秒位でしょう)、そしてピクセルシフト中の駒間秒数(通常は0秒)を設定します。
- ピントを確認してシャッターを押します。(当方はケーブルレリーズで押下)
- 撮影したRAW画像をNX Studioで読み込みます。
- NX Studioで右上のメニューからピクセルシフト合成を選択します。
- NX Studioがピクセルシフト撮影で撮影されたRAW画像から現像する画像を選択するメニューが出ます。
- 現像するRAW画像(たとえば4駒のシフトであれば先頭のNEFファイルに “merged” の文字が追加したNEFXファイルとして表記しますので必要なファイルを選択(レ点)して実行を押下します。
- 書きだされた拡張NEFXファイルが出来上がりますのでこれをNX Studioで選択して画像編集処理して書き出します。
一連の流れを確認しながらテストしましたがGoodですね。なんら不具合なく撮影から現像処理が可能です。
一応、4,8,16,32駒のピクセルシフト合成を行いましたが元々4500万画素14Bites RAW ですので画質差の判別はこの様なテスト画像では解らないですね。
撮影データ:Nikon Z8 Nikkor Z M105mm f/2.8S 露出Mode: Manual 1/60秒 F8 ISO: 800 WB: 晴天 RAW
写真2 通常の撮影サンプル Web用に画像縮小してるので差は解りません。
写真8 ピクセル撮影の詳細手順 マニュアルがPDFで見にくいので画像ファイルに変更
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