事の発端は愛用の超望遠レンズ 600mm F4 を 800mm F6.3 に変えた事から軽量化をもう少し進めて減量化したいとの考えからです。
従来、ザハトラーのFSB8を使用してたのですが FSB8 はやはり64、856と言った重量級のレンズをスムーズに振る為の雲台であって3Kg以下のレンズではオーバースペックさらには軽すぎると振りすぎてしまう事が863を使い出して改めて感じました。
また、当方の三脚はGITZOの1型トラベラー、システマティックの3型と4型、2型相当は Leofoto のLS285Cを使ってます。システマティックの3型まではアルカスイスタイプのシューで統一してるので互換性が高い構成ですがシステマティックの4型にはザハトラーFSB8を乗っけてるので互換性が崩れてます。
またFSB8のプレート(レンズに付ける板)はごつくて尖っていて決して人にやさしい作りとは言えません(旧世代の作り)なので何とかアルカタイプのシューに変えたいと思っていた訳です。
そんな時に Leofoto からアルカタイプシューのビデオ雲台 BV-15 が販売されました。
耐荷重も10kgと充分な安定性がありそうです。
ザハトラーからBV-15に変えてどの程度の差があるのかを色々と調べて見たのですが先駆者は見つからず、それではと人柱覚悟でBV-15を調達しました。
Leofotoの製品自体は三脚、雲台共に使用し製品の完成度の高さを実感してましたので少しは安心感がありました。
ザハトラーFSB8 vs Leofoto BV-15
- 重量比較: FSB8(2.6Kg) 、BV-15(1.8Kg:雲台1.3Kg + ハーフボールアダプタとハーフボール475g)
- 機能比較1:FSB8のカウンターバランス調整はダイヤルで設定出来て調整が確実、BV-15は機能的にカウンターバランス機構を持つと言う事だが設定ダイヤルは無くて調整機構も無しの模様。
- 機能比較2:FSB8はパン・チルトのドラッグも5段階設定が可能でダイヤル操作で確実に好みの設定が利用出来るがBV-15はダイヤルで好みの設定にセット出来るが都度変更する場合は面倒
油圧式か機械式化の違いかと推測されるがザハトラーの細やかな調整にはかなわない。
- 機能比較3:BV-15を使い始めた時にパンで水平移動してる時にカクンと急にズレる現象が発生し、その箇所の動画はブレてました。
何度かパン・チルト調整ダイヤルで調整してる内にその現象がおさまってますが少々不信感ありです。
- 機能比較4:BV-15はカメラプレートがアルカスイス互換タイプ(これは大きな利点)
Leofoto BV-15 やはりお値段の違いが機能面で出てるかと思いますが、静止画中心でカメラ+レンズの重量が4Kg以下の場合は重量とお値段を考えた時に充分納得出来る雲台と思います。
カメラ固定シューがアルカスイスタイプである事も大きな利点です。
撮影データ:Nikon Z6ii Nikkor Z 24-70mm f/4S 露出Mode: Manual 1/250秒 F5.6 ISO: Auto WB: 晴天 RAW
写真1 Leofoto BV-15ビデオ雲台
写真2 Leofoto BV-15ビデオ雲台
写真3 YB-75LPハーフボール レベリングの為にこちらも必要
写真4 脚はGITZO 4型でGITZOハーフボールアダプタ+YB-75LP+BV-15の組み合わせ
写真5 現在の運用状況
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