Spyder LENSCALでAF微調整

本日は生憎のお天気です、先日D810のAFがどうも前ピンではと思いAF微調整を行いました。
このボディーはニコンのサービスセンターでAF確認と調整を既に行なっているのですが、小鳥等の小さな生物を撮影するとD4に比べて歴然とピンアマです。D5が来るまではこのD810がメインですのでしっかりと調整が必要です。
使用したツールはSpyder LENSCALです。
600mm f/4E はニコンレンズの中では最大径のレンズで被写界深度も極浅いレンズですので確認するには最適です。まずは600mmから確認しました。
手順の概要は:

  1. Spyder LENSCALを三脚にセットして水準器でレベルを合わせます。
  2. D810に600mm f/4E をセットしてSpyder LENSCAL と水平レベルを合わせます。
  3. フォーカスマークにオートフォーカスで合焦させます。
  4. シャッターを切り撮影します、この時F値は解放で行います。
  5. フォーカス・ポイントとその右側のスケールの0点がシャープにフォーカスされているか確認します。この時にズレが発生しているとスケールの数値表示から判断出来ます。
  6. ずれがある場合カメラのAF微調整で機能で調整します。この作業(3~6)を繰り返して調整します。

D810は600mm で前ピンと判りましたので次はテレコンを装着して確認と調整、さらに300mmF2.8での調整、80-400mmでの調整と一通り調整が終わりました。これで安心して撮影出来ます。
いずれにしても全般的に前ピンですので使用しない期間に調整に出すほうがよさそうです。

写真1 Spyder LENSCAL をセットした状態
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写真2 600mm f/4E 調整前状態 明らかに前ピン
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写真3 600mm f/4E 調整後状態
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写真4 600mm f/4E + TC14EⅢで調整した状態
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写真5 参考までに 328 + TC-20EⅢの調整後 F5.6 開放とF8(一段絞った)状態比較
鳥屋さんではテレコン装着時は開放でと言われる方が多いですが一段絞ると画像が良くなります。
300mmTest1

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